「毒親」と一言に行っても様々なタイプに分類されるのはご存じでしょうか?
そうなんですか?!
ぴえ美は毒親には無縁そうだね
実際愛されて育ったんで分からないです☆
ありがとうございました。
今回は、毒親の様々な種類について解説します。
- 自分の親は毒親かもと感じる方
- 身近に毒親を持つ人がいる方
毒親のタイプ
毒親は、実は4つのタイプに分類されます。
- 過干渉タイプ
- ネグレクトタイプ
- ヒステリックタイプ
- 暴力タイプ
- 支配タイプ
あなたの両親がどのタイプに分類されるか知ることで、自分との向き合い方や対処法が分かるので、ぜひ確認してください。
過干渉タイプ
- わが子の行動すべてを把握しないと気が済まない。
- 口グせは「どこに行くの?」「誰と遊ぶの?」
- 少しでも帰宅する時間が遅くなると鬼のように電話がかかってくる。
親が鬱陶しくて仕方なくなり、どんなに干渉されても反抗するタイプと、親に対しての諦めが勝ち、親が文句を言わない生き方をするタイプに分かれる。
過干渉の親を持つ子供は反抗心から、学校でも態度が悪かったり、親の言うことを何も聞かなくなってしまうケースがあります。
反対に、親が文句を言わない範囲で自分の好きなことをするケースに分かれます。
しかし、後者のケースでもいずれ不満が爆発することが考えられます。
ネグレクトタイプ
- 必要最低限の育児すらしない。
- 子供ではなく自分自身に関心が向いているため、他人に対しあたかも子供がいないような振る舞いをする。
人を信じたり、愛情を持つ気持ちが欠如してしまう。
子供が唯一頼れるのは実の親しかいません。
そのため、どうにかして自分に関心を向けたい、親に愛されたいという気持ちが強くなります。
どんなに親から見放されても、子供は愛されるための努力を怠りません。
しかし、その努力も実らず親からの愛情を得られないと、他人や人生に期待することはなくなるでしょう。
ヒステリックタイプ
- 少しでも自分の思い通りにならないとメンタルがゲシュタルト崩壊する。
- メンタルが崩壊すると泣き叫び、一度そうなると、どんな手を尽くしても事態は収束しない。
- 子供が相手にもかかわらず頼ろうとしたり、子供を自分(親)を支える大人だと勘違いしてしまう。
常に人の顔色を伺う性格になる。
ヒステリック型の毒親はどこに地雷があるか分からないため、親と会話をする際は地雷を踏まないよう言葉を選びながら会話をします。
日常から細心の注意を払っていたとしても、思わぬところに地雷があるため、子供は親と会話する際にはかなりの神経を使います。
そのため、人と関わる際はその癖が抜けず、無意識に言葉選びをし、相手の表情の変化を見逃さないでしょう。
暴力タイプ
- 機嫌の良いときと悪いときの差が激しい
- 気に入らないことがあると暴力でストレスを発散しようとする。
とにかく人の顔色を伺う性格になる
もしくは「暴力で解決する」ことが当たり前になってしまう
一概には言えませんが、このような親を持つ子供は2パターンに別れます。
1パターンは、とにかく人の顔色を伺うようになります。
しかし、「自分はそのような人間にはならない」と親を反面教師にし、温かい家庭を築くことを望むパターンです。
一方で、親のように「何かあれば暴力で解決する」ことが当たり前だと刷り込まれてしまうことがあります。
そのため、同じように家庭を築いたときに暴力や虐待をしてしまう可能性があります。
支配タイプ
- 子供を自分の思い通りの人生に仕立て上げようとする
- 口グセは、「私の言う通りにしていれば大丈夫だからね」「〇〇のためだから」
自分で物事を決断することが苦手になる
親に敷かれたレールの上を歩んでいると、いざ自分で何かを決断しなければならないとき、どうして良いか分からなくなってしまうのです。
はじめて仕事に就いた際などは、指示が無いと動けなくなってしまう場合がります。
また、結婚などに関しても、どの人と結婚したら良いか分からなくなってしまい、親に依存する可能性もあります。
毒親をもつ方ができること
毒親を持つ方ができる事は、「とにかく親と距離をとること」です。
小さいうちは経済的に親に依存することしかできませんが、チャンスがあったらすぐに親の元から離れましょう。
なぜなら、「親はもう変わることができない」からです。
「どうにかして親と仲良くしたい」「親の気持ちが変わってくれるかもしれない」と淡い期待を抱いても無理です。
これまで変わらなかった親が、これから変わることは無いでしょう。
変わってくれないと関わることが難しい親と物理的に近くにいることは、あなたにとって多大なストレスを与えます。
自分を守るためにも、毒親とは距離を取ることをオススメします。
毒親との決別を後押ししてくれる本
タイトル:「母がしんどい」
著者名 :田房永子
ページ数:125ページ
説明文
「親との一緒に居るのが息苦しい。でも決別するには罪悪感がある」 そんなあなたにこそ読んでもらいたい、毒親との戦いを記録したコミックエッセイです。 ・自分の宿題を母親がやってしまう ・突然通わされるピアノやバレエ ・ブラジャーを買ってくれない ・アルバイトも学校行事も邪魔される ・自分の友達と親しくなろうとする ・喧嘩したら職場に抗議の電話 これらはほんの序の口。たいへんな毒親に育てられた著者が、苦しみ抜いた末に自立し、自分なりの幸せを掴むまでを描いた感動のコミックエッセイです。
出典:Amazon内容紹介
こちらは説明文の通り、毒親との決別を後押ししてくれる本です。
また、毒親エピソードが非常にリアルに描写されているため、毒親もちの方に取っては「あるある」と感じることが多くあるでしょう。
やはり、実の親と縁を切ることには非常に罪悪感があります。
しかし、この本を読むことで「親だけど一緒にいることが難しいことを受け入れてもいいんだ」という気持ちにさせてくれます。
お腹を痛めて生んでくれた親とはいえ、親を捨てても自分の幸せを守ることを優先しても大丈夫だと教えてくれる一冊です。
また、身近に毒親を持つ人がいる方にもオススメです。
毒親の壮絶さは実際に経験しないと分かりません。
「母がしんどい」を読むことで、実際に毒親に苦しんでいる方の気持ちを理解することができるのではないでしょうか。
まとめ
毒親には過干渉・ネグレクト・ヒステリック・暴力・支配のタイプに分かれている
毒親と決別するのを後押ししてくれる本は「母がしんどい」
毒親を持つ方は、なかなか人に相談することが難しいかと思います。
そんな中で、このように共感や背中を押してくれる本を読むことで、毒親との関わり方のヒントを得られるかもしれません。
毒親を持っていようが、諦めなければあなたは絶対に幸せになることができます。
とはいえ、どんなことから始めたらいいか分からない、モヤモヤした気持ちが晴れないという方は、コーチングでご自身の気持ちを明確にすることが大切です。
コーチングとは、あなたの潜在的な意識を言語化し、理想の未来を手に入れるお手伝いをすることです。
自分一人では考えられないところまで意識を巡らせることで、「自分の進むべき道」を見つけることができるので、少しでも興味のある方は、ぜひ以下のページをご確認ください。