「家にいるのが辛いから一人暮らししたいけど、金銭面や生活できるか不安…」と思っていませんか?
毒親を持つ方は「一刻も早く家から出たい」と思う反面、親を頼れないため、他の人よりも不安要素が多いかもしれません。
「早く家を出たい」気持ちと「不安」な気持ちが葛藤し、ずっと答えが出せないでいるのは辛いですよね。
しかし、
思い切って一人暮らしをしてみると、意外と何とかなるものです。
そして、誰もが口をそろえて「一人暮らししてよかった」と言える日が来るでしょう。
そこで今回は、実際に毒親を持ち、学生時代に勢いで一人暮らしをしたことのある筆者が以下について解説します。
- 一人暮らしをしてよかったこと
- 大変だったこと
- やむ負えず一人暮らしができない方の対処法
などをお伝えします。
この記事を読んだ方の背中を少しでも押すことができたら幸いです。
一人暮らしをして良かったこと
自分の力だけで一人暮らしを決めたときは不安で仕方ありませんでした…
しかし、それでも一人暮らしをして本当に良かったと心から思っています。
ここからは、一人暮らしをしてよかったことをご紹介します。
落ち着ける居場所を手に入れられた
一番はこれです。
筆者が実家にいる時は、絶え間なく夫婦喧嘩の声が鳴り響いていたり、母が急に泣き出したりと、自分の家なのに落ち着くことができないという状況が多くありました。
ですが、一人暮らしを始めると、「家ってこんなに落ち着く場所なんだ…」とごく普通のことに感動を覚えてしまいました。
そして、そんな空間が手に入ることで得られる安心感は大きいです。
自分の家にもかかわらず、こんな思いをしなければ家に帰れないって、結構かわいそうですよね。
一人暮らしをすれば、そんなこと全く考えなくていい!
帰宅時に恐怖に震える事なんてありません!
誰にも干渉されず自由な生活を手に入れられた
こちらは毒親にかかわらず、一人暮らしの醍醐味ですね!
これが何といっても幸せなことだと感じるでしょう。
筆者は、大学時代サークルやバイトをしていたので、いくら夜遅くまで友達と遊んでいようと、サークル活動に励もうと、誰も文句を言ってくることはありませんでした。
そして、夜中にこっそりお菓子食べても誰にも怒られません。
ひたすらに好きなことをして過ごせる日々に感謝していました。
しかし、「自由と責任は隣り合わせ」という言葉もあるように、頼れる人がいない状態で一人暮らしをすることで大変に感じることもあります。
大変だったことについては下記でご紹介します。
一人暮らしをして大変だったことは金銭面のみ
筆者が一人暮らしをして大変だったことは、やはり金銭面でした。
毒親は仕送りをくれるわけがないため、毎月の家賃や生活費を全て自分で賄わなければいけないというプレッシャーがありました。
「ここで生活できなくなったら、実家にも戻れないし、生きていけないのではないか…」とネガティブになることもありました。
そのため、かなりアルバイトに励んでいました。
アルバイト代で毎月やりくりし、それでも貯金ができるくらいの余裕がありました。
学生時代は税金がかからなかったので少ない手取りでも生活できてただけですが…。
親からの仕送りが無い方は、特に学生のうちは不安も大きいとは思いますが、やってみると意外となんとかなるものです。
人間は、その時の状況に適応していくことができるので、ある程度自分の中で覚悟を決めることができたら、行動に移してしまってもいいでしょう。
毒親に一人暮らしを反対されたら?
あなたの親が、毒親であれば一人暮らしを全力で反対してくる可能性は大いにあります。
そういった場合は、
- 納得してもらうまで説得する
- 強行突破をする
という2パターンが考えられます。
この2パターンについて詳しく説明します。
説得する
まずは、あなたの親が「なぜ一人暮らしに反対しているのか」という理由を明確にしましょう。
その理由に対し、親が納得してくれそうな材料を集め、最終的には一人暮らしを承諾してもらうという流れです。
例えば、「家では何も手伝いもしないくせに一人暮らしなんてできるわけない」と言われたとします。
そうすると、反対している理由は「あなたが一人で生活できるか心配」となります。
であれば、「一人でも生活できる様子」を親に認めてもらえるような行動をしましょう。
具体的には、自炊をする・掃除をする・洗濯をするなどです。
自分自身が一人暮らしのイメージをすることも大切ですが、
親にあなたが一人暮らしをしているイメージをさせることが大切です。
強行突破する
上記で親を説得する方法について書きましたが、そもそも毒親には話が通じない場合があります。
そのため、いくらこちらが頑張ったところで、納得してもらえる可能性は限りなく0に近いと言えるでしょう。
そうなった場合にとる行動は1つだけ。そうです。
強行突破です。
強行突破の方法は、自分1人で物件を探す→契約するというシンプルな流れです。
入居日が決まったら、その日に合わせて家具を買いそろえたり、ガスや電気の手配をします。
言葉で聞くと、かなり簡単に思えますよね。
実際に行うことは本当にこのくらいです。
しかし、不安に思うことや、そもそも親の承諾を得ないと困ることもあります。
そのことについて下記で紹介します。
連帯保証人に困ったら
親に一人暮らしの承諾を得られないとなると、「連帯保証人」に困る必要があります。
連帯保証人とは、債務者が金銭を返済しない場合に、債務者に代わって、借金を返済することを約束した人が保証人で、保証人に与えられる催告・検索の抗弁権を排除された人が連帯保証人。 連帯保証人になることは重い責任を負うことを意味するので、引き受けるかどうか慎重に判断する必要がある。
参照: www.shiruporuto.jp/public/document/container/yogo/r/rentai_hoshonin.html
要するに、物件を借りる際、自分がお金を払えなくなった場合、自分の代わりにお金を支払う人が必要になります。
それを「連帯保証人」と言います。
連帯保証人は、親族から選ばなければならない場合がほとんどで、友達などを連帯保証人にすることはできないと思っていた方が良いでしょう。
強行突破している間に、親に「これだけ書いて」と渡して書いてもらえればラッキーですが、そう簡単には行きません。
そんな時、どうするか考えてみましょう。
祖父母に頼んでみる
まずは祖父母に相談してみましょう。
祖父母が対応してくれるなら解決するでしょう。
しかし、「親が賛成していないのに一人暮らしを許すことはできない」と反対されてしまう可能性もあります。
その場合は諦めて下記の対応策も考えてみましょう。
家賃保証会社を利用する
家賃保証会社 (やちんほしょうがいしゃ)とは、 賃貸住宅 の契約時に必要な賃借人の 連帯保証人 を代行する会社で、不動産賃借人との間で保証委託契約を締結する会社である 。 賃借人が 家賃滞納 などの家賃債務の債務不履行をした場合、賃借人に代わって家賃保証会社が代位弁済を賃貸人に行う。
ja.wikipedia.org/wiki/家賃保証会社
要するに、連帯保証人がいなくても、家賃保証会社が代わりに連帯保証人になってくれるというサービスです。
ただし、これには契約料が発生し、月々の支払いが増えてしまうことがあります。
そのため、家賃保証会社の料金体制をしっかりと確認してから利用することをおすすめします。
連帯保証人が必要ない物件を探す
祖父母も家賃保証会社も利用することが難しい場合、最初から連帯保証人が必要ない物件を探しましょう。
今ではネットからでも簡単に検索することができます。
また、実際に来店で物件を探す際は、初めから「連帯保証人が必要ない物件を探してます!」と正直に伝えましょう。
すると、条件に合った物件を見つけてくれるはずです。
連帯保証人が必要ない物件は、不人気の物件や、高額な物件の可能性もあるため、しっかりと吟味してから選びましょう。
祝い金がもらえる賃貸情報サイト「キャッシュバック賃貸」では、スーモ、アパマンショップ、ハウスメイト、ミニミニ等の有名企業が参画している賃貸情報サイトです。幅広い物件を紹介しているため、連帯保証人が必要ない物件を見つけることができるかもしれません。
また、入居決定で引越し祝い金が必ずもらえる賃貸情報サイトとなっているため、少しでも出費を抑えたいという方は、【キャッシュバック賃貸】で物件を探す手見ると良いでしょう。
やむ負えず一人暮らしできない場合
毒親から離れたいけど、訳あってどうしても一人暮らしできないという方もいらっしゃるかと思います。
そんな時、できる範囲でどうしたらいいか考えてみましょう。
お金がない
そもそもお金がないと一人暮らしすることは難しいですよね。
その為にできることは2つあります。
- 親に頭を下げて、初期費用だけ借りる
- ひたすらお金を貯める
の2つです。
お金がないところから急に生み出すことは難しいため、親に借りるか、自分でコツコツ貯めるかの2択になるでしょう。
親にお金を借りるのが難しい場合でも、希望を捨てずに「絶対に一人暮らしする」という目標を持って貯金に励みましょう。
ちなみに、一人暮らしするのにかかる初期費用としては、30万〜50万程度です。
初めはそのくらいの金額があればいいため、30万〜50万を目標にひたすら貯金を頑張りましょう。
そして、お金を貯めたら一人暮らしの生活を手に入れましょう!!!
未成年
未成年となると、勝手に一人暮らしするのはほぼ不可能と言えます。
ですが、未成年でも親から離れる手段はあります。
一人暮らしとは異なりますが、「全寮制の学校に進学する」という手段です。
全寮制の高校は、授業料と生活費が月々15〜20万くらいかかりますが、生活費込みでこのくらいの金額であれば、親に許可をもらえるかもしれません。
また、全寮制の学校は、小中学校から存在します。
しかし、学校数が少ないという点と、月々の経済的負担があるため、自分の判断だけで決めるのは難しい場合があります。
ですが、どうしてもその学校に行きたい熱意を伝え続ければ、ご両親も納得してくれる可能性があります。
「毒親から離れるためには、全寮制の学校に行くしかない!」と覚悟を決めたのであれば、諦めずに進学への道を考えてみてはいかがでしょうか。
一人暮らしするならどんな場所がいいか
実際に一人暮らしを始めるのであれば、実家から近すぎない場所を選択しましょう。
いざ一人暮らしを始めたとしても、頻繁に家に来てしまう可能性があります。
そのため、実家からは少しでも距離があった方がいいです。
また、合鍵は絶対に渡さないようにしましょう。
一人暮らしの部屋に、勝手に入ってきてしまうことも考えられます。
親に「合鍵ちょうだい」と言われた際は、「カギは1つしかない」等の言い訳をし、その場をしのぎましょう。
毒親から逃げたいけど不安を感じる方へ
毒親から離れたくて一人暮らしをしたいけど、色々なことを不安に感じることは仕方のないことだと思います。
これまで親に縛られ身動きが取れない状態から、急に自由を手に入れることで感じる不安は少なからずあるでしょう。
しかし、行動しなければいつまでも現状はかわりません。
行動したいと思った瞬間に行動すると、その後の未来が変わっている可能性もあります。
毒親を持って辛いことが多い日々かもしれませんが、必ずその日々から脱出すると決め、今から行動を起こしましょう!
とはいえ、周りに聞いてくれる大人がいない場合は、モヤモヤした感情を整理し、ともに理想の未来を描くコーチングサービスも行っています。
コーチングとは、自分の気持ちを言語化し、理想の未来を明確にする効果があります。そして、理想の未来を叶えるお手伝いをさせていただくものです。
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