- ペルソナ設定のやり方が詳細に分かる
- 無料ツールで行えるため自分1人でペルソナ設定を行うことができる
マーケティングをしている方や、コンテンツを作成している方は、
ペルソナ設定って難しそうだけどどうやるの?
なんでペルソナ設定をしなきゃいけないの?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実は、ペルソナ設定をすることによって、読者が驚くほど記事を読んでくれるようになったり、検索流入が増えていきます!
そこで今回は、マーケティング会社で身に付けたペルソナ設定のやり方を徹底解説します!
ペルソナについて分かりやすく説明
ペルソナ設定とは、コンテンツや記事を作成する際、架空の人物ではありますが、ターゲットになる1人の人物像を定めることです。
年齢、性別、家族構成、居住地、趣味などを設定することで、その人の人物像が浮かび上がってきます。
これから書こうとしている記事をこのペルソナのために書くことで、読者にとってより良いコンテンツ作成ができるのです。
ちなみに、ペルソナ設定するのはページごとでOKです!
サイト全体のペルソナ設定をするに越したことはありませんが、全てのページに同じような人が見に来てくれるわけではないので、あくまでページ毎に設定していきましょう!
ペルソナ設定のやり方
それではここから早速、ペルソナ設定のやり方を解説します!
【ステップ1】類似ワードを調べる
狙ったキーワードで記事を書いていくと思うので、そのキーワードの類似ワードを調べます。
類似ワードを調べる理由は、読者がそのキーワードでも検索する可能性があるため、読者の求めている情報を探るヒントになるからです。
ここからは例を出して具体的に説明してきます。
記事のキーワードが「転職エージェント おすすめ」だと仮定します!
まずはキーワードプランナーを使う
まずは、キーワードプランナーを使って見ていきましょう!
キーワードプランナーとは、キーワードの検索ボリュームや、類似ワードを調べることができるツールです。
下のURLから飛べるので、使ったことが無い方は是非。
Google 広告 – 気軽に利用できるオンライン広告で顧客を増やしましょう
ちなみに無料で使用できるので安心してください。
それでは早速、キーワードプランナーで類似ワードを検索していきます。
キーワードプランナーで「転職エージェント オススメ」と検索した結果、このように類似ワードや検索ボリュームがズラーっと出てきます。
必要があれば、右上のボタンを押して結果をダウンロードしてみましょう。
ダウンロードすると、自動的にスプレッドシートに反映され、下記の画像のように見やすくなります。
この結果を見ると、本当に様々な人が検索していることが分かりますね。
転職エージェントをもっと具体的に知りたい方は、「IT 転職 おすすめ」など、自分が望む業界を入れて検索しています。
「転職エージェント おすすめ」とだけ調べた方は、なんとなく転職エージェントを知りたい人なのかな、という印象です。
- 比較やランキングを見たい方が多い
- 20代~30代の方が多い
- 具体的に知りたい方はキーワードを増やしている
ラッコキーワードを使う
次に、ラッコキーワードでも類似ワードを拾っていきます。
ラッコID | いろんなサービス便利に使える (rakkoid.com)
ラッコキーワードを使ったことが無い方は、上記のURLから飛ぶことができます。
先ほどのキーワードプランナーと同じように、「転職エージェント おすすめ」で検索してみると・・・
めちゃくちゃ沢山出てきます。
パッと見、「女性」というキーワードが多いように感じますね!
キーワードプランナーでも同じでしたが、もっと具体的に転職エージェントを知りたい方は、キーワードを増やして検索していますね。
ラッコキーワードで分かったこと
- 女性が多い
- 20代~40代が検索している
- 転職エージェントについてより詳細に検索している人が多い
【ステップ2】Yahoo!知恵袋でユーザーの悩みを把握する
次に、Yahoo!知恵袋で同じようにキーワードを検索していきます。
Yahoo!知恵袋を使用する理由は、キーワードを調べるペルソナがどんな悩みを抱えたうえで検索しているのかについて探るためです。
Yahoo!知恵袋で情報収集するときの注意点は、「この質問は的外れかな?」という先入観を抱かず、とりあえず上の10件全てに目を通すことです。
実際に見ていくと
・どの転職エージェントがおすすめ?
・転職エージェントからの求人に気が乗らなければ応募しなくてもいいか?
・地方に強いIT系のエージェントはありますか?
・身の丈に合った職場を教えてくてくれるエージェントが知りたい
・履歴書や面接のアドバイスをしてくれるエージェントが知りたい
などなどがありました。
- ストレートに「どの転職エージェントがおすすめか?」という質問も多い中で、「具体的にこんなエージェントが知りたい」という方も多かった
- 文章の書き方から、年齢層は比較的若い方が多い印象
【ステップ3】ペルソナの詳細を設定する
ここから、ペルソナの詳細を設定していきます!
ペルソナ設定で考える項目はこちら。
・年齢・性別
・家族構成
・居住地
・世帯収入
・学歴
・趣味
・検索意図
ここまで、キーワードプランナー、ラッコキーワード、Yahoo!知恵袋の結果を参考にしながら考えていきましょう!
まずは検索の仕方からペルソナを探る
まず、「転職エージェント おすすめ」という検索の仕方って、かなりざっくりしてますよね。
このキーワードで調べる方は、おそらく初めて転職エージェントを調べる方です。
「転職エージェント おすすめ」で調べると膨大な数のおすすめエージェントが出てきてしまい、かえってよく分からなくなってしまいます。
そのため、次にとる行動は検索ワードを狭めることです。
例えば、「転職エージェント おすすめ IT」など。
それぞれの結果からペルソナを探る
もう一度それぞれの検索から分かったことをまとめてみます!
すると、若めの女性で転職を考えている方が浮かんできます。
みなさんも一緒に考えてほしいのですが、この結果から筆者が考えたペルソナを書いてみます!
年齢・性別 | 25歳・女性 |
家族構成 | 独身・1人暮らし |
居住地 | 福島県郡山市 |
世帯収入 | 350万 |
学歴 | 福島県の中くらいの大学を卒業。勉強はできなくはないが、特別できる方でもなかった。就職もすんなり内定が取れ、今の会社で働くことにした。 |
趣味 | 友達とカフェやカラオケに行くこと。 |
検索意図 | 友達とカフェに行ったとき仕事の話になった。友達が最近転職し、今までよりずっと楽しそうに仕事をしている。そのときは「すごいな〜」と聞いていたが、家に帰ってから羨ましくなり、自分も転職考えてみようかなあとぼんやり思った。特にやりたい仕事はないが、友達も転職エージェントを使ったと言っていたので、とりあえず調べてみようと思い検索した。ちなみに友達が使った転職エージェントがどこかは聞かなかった。 |
みたいな感じでまとめてみました。
検索の仕方・類似ワード・Yahoo!知恵袋の結果から、とりあえず転職エージェントに登録してみようかな~と言う感じが伝わってきたので、上記のペルソナを設定してみました!
【ステップ4】ペルソナのニーズを絞りだす
ペルソナをある程度絞れたら、ペルソナのニーズを考えましょう!
ニーズには、顕在ニーズと潜在ニーズがありますが、どちらも考えていきます。
顕在ニーズ
顕在ニーズとは、読者が自分自身で自覚しているニーズのこと
この例での顕在ニーズは、
おすすめの転職エージェントが知りたい
というストレートな情報でしょう。
潜在ニーズ
潜在ニーズとは、読者が自分自身で気づいていないニーズのこと。
自分の奥底に眠っているニーズに気付かないまま検索している人が多くいるそうです。
ここでの潜在ニーズは
- そもそも転職エージェントってどんなことをしてくれるか知りたい
- 転職エージェントを使うと内定がもらいやすいか知りたい
- 自分に合う転職エージェントが見つかればいいな
というところでしょう。
【ステップ5】最終的なゴールを決める
ペルソナ像が見えてきて、ニーズも把握できたところで、このペルソナが記事を読んだ時の最大のゴールを設定しましょう。
このペルソナは、「とりあえず」転職エージェントを検索しましたが、
潜在ニーズは、より深く転職エージェントについて知り、自分に合う転職エージェントを見つける事でした。
よって、最終的なゴールは、
記事を読んで自分に合う転職エージェントを見つけ登録すること
になります。
ここまでで、ペルソナ設定は以上になります!
ペルソナ設定を行い、最終的なゴールを見つけたら、やっと記事の構成に入ることができます!
ペルソナ設定をするメリット
ペルソナ設定って、なんでこんなに時間をかけてやらなきゃいけないの?と思う方も多いのではないでしょうか。
ペルソナ設定を一度やってみると分かりますが、メリットは沢山あります。
ユーザーニーズを正確に知れる
ペルソナ設定は、
どんな人が、どんな状況で、どんな気持ちで検索したのか
を考えまくる作業なので、自然と読者の気持ちになって記事が書けるようになります。
ペルソナ設定をしなければ、読者が読みたい内容ではなく、ついつい「自分が書きたい内容」を書いてしまうのです。
自分が昔書いた記事を読み返しても、この記事を通して読者に何をしてほしいかが伝わらないという記事ばかりでした。
今は少しだけ改善されたんじゃないかな…
どんなコンテンツにすべきか明確になる
読者にとってのゴールを決めることで記事の構成が自然と決まります。
読者の目線で考えることで「ここではこんな情報が必要だ」と分かり、離脱率も抑えることができます。
読者が欲している情報にプラスして、潜在ニーズを満たすコンテンツを作成できれば、読者が満足する記事を書くことができます。
ペルソナ設定のコツは知り合いを思い浮かべる
自分と同じ年代の人をペルソナに設定するときは自分と重ねられるので考えやすいですが、自分と違う年代の人をペルソナに設定する場合は、少々考えにくいです。
特に、自分よりも年齢が上の人の場合、自分がその年齢になったことが無いので、なかなか自分事として考えるのが難しいです。
例えば、自分の親や、学生時代の先生、上司などなど…。
意外と周りに年上の方がいます。
まっさらな状態からペルソナを考えるのはかなり大変なので、知り合いを思い浮かべてより具体的にペルソナ設定をしてみましょう!
記事を作成するときはペルソナ設定をしよう!
ここまで、ペルソナ設定のやり方について詳しく説明してきました!
- 類似ワードを調べる
- Yahoo!知恵袋でユーザーの悩みを把握する
- ペルソナの詳細を設定する
- ペルソナのニーズを絞りだす
- 最終的なゴールを決める
ペルソナ設定ってなんだか難しそうだと思う方も多いかもしれませんが、やってみると本当に勉強になります!
そして、ペルソナ設定をやるかやらないかで、記事の質が大きく違ってきます。
これまでペルソナ設定をしたことが無い方は、是非挑戦してみてください。
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それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事がみなさんのお役に立てれば幸いです。